吉田正尚4打数無安打に反省「ラインが合っていなかった。ズレはあったと思う」

9回、左飛に倒れた吉田(ロイター=USA TODAY)

【マサチューセッツ州ボストン15日(日本時間16日)発】レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は本拠地でのガーディアンズ戦に「5番・DH」で先発出場し、4打数無安打だった。チームは0―6で零封負け。

マサチューセッツ州ニューイングランド地方の祝日「ペイトリオッツ・デー」に行われるボストンマラソンのため、午前11時13分に試合開始となった。また、この日は黒人で初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンが1947年にデビューした日で、その功績をたたえる「ジャッキー・ロビンソンデー」で、選手、首脳陣全員がロビンソンの背番号「42」のユニホームを着用する。

吉田は先発右腕カリーと2度対戦。過去3試合は黒のバットを使っていたが、この日は白のバットを持って打席へ。2回先頭はフルカウントからの7球目、高めに入ってきた82マイル(約132キロ)のスライダーにタイミングが合わず空振り三振。4回二死無走者はカウント1―1からの3球目、92マイル(約148キロ)の内角ストレートに差し込まれ、力のない中飛に。「変化球待ちをしていたので真っすぐに差し込まれた。相手の狙い通りの投球をやられてしまった」

2点先制された直後の7回先頭は2番手の左腕ヘリンと対戦。内角に食い込んできたシンカーの上っ面を叩いて一ゴロに倒れた。0―6の9回二死一塁は4番手の右腕モーガンのストレートに差し込まれ、ファウルライン際に左飛を打ち上げて最後の打者となった。

試合後、「うまく仕留められたというか、(投球とスイングの)ラインが合っていなかった。ズレはあったと思う」と反省すると前を向いた。

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