こんにちは。リビングえひめWeb地域特派員、薬屋のねこです。
今日から春土用です。土用といえば丑の日うなぎをイメージする方が多いかと思いますが、土用は春夏秋冬の４回あって、鰻を連想させる土用は夏のことなんです。
春土用は戌の日に、「い」のつく食べ物・・・いちご、いわし、イカ、いんげん豆、芋、いなり寿司、「白い食べ物」・・・大根、しらす、豆腐、うどん、白米、お餅など を食べるとよいとされています。
その中から選んだのが、いちご。
以前から気になっていたいちご狩りに行ってみることにしました。
まつもとファーム オールいちごハウス
やってきました、まつもとファーム オールいちごハウス。
松山市中心部から車で約10分、福音寺駅からも徒歩10分程の利便性のよい場所にあります。
（※車では住宅地を通るので、辿り着けるか若干不安でしたが、ナビ通りで問題ないです。）
直売は11月中下旬から、いちご狩りは1月中下旬頃から開始されています。
迎えていただいたのは、農業高校教諭の経歴をお持ちの代表松本頼明さん。
もちろん教えることも長けており、ついついお話しに引き込まれていきます。随所にポップがあり、学びながらの楽しいいちご狩りの始まりです。
いちご狩りが人生初の私は、まず正しい取り方からレクチャー開始。
イチゴは病気に弱いので、やはり何らかの手間は必須。
ハダニ対策にチリカブリダニを使ったり、病害虫の発生原因となる枯葉をとりのぞき、農薬散布も極力減らすことに取り組んでいるそうです。（完全な無農薬はほぼ不可能に近いんだとか。）そして、甘さを引き出す秘技があるんだそうです。それは企業秘密。
品種は『あまおとめ』がメイン
あまおとめは甘みが強くて酸味が少ないので、お子様も好んで食べやすい品種だそうです。
『紅い雫』『宝交早生』もあるそうですが、今年は発育が芳しくないとのことでした。
来年は『紅い雫』も増やす予定だとか。
紅い雫のほうが、濃厚な甘みと適度な酸味がある大人向けの味とのこと。
実はイチゴが一番美味しい時期は1〜2月。ハウス栽培の場合、露地栽培の旬より早めなんだそうです。来年はこの時期を狙って来たいと思ってます。今から楽しみ！！
看板猫のコタローくん
二匹の保護猫ちゃんたちは害獣が入ってこれないようパトロール中。残念ながらチャミちゃんは不在でしたが、松本さんがコタローくんを連れてきてくださいました。
NGポイントがなく、とても人懐っこいコタローくん
コタローくんのかわいいさに即一撃を食らい、秒でメロメロに！！イチゴよりテンション上がってしまいました。
コタローくんに会うために予約される強者もいらっしゃるとか。
さすがキジトラ・コタローのウキウキDAYS‼︎フォロワー数67,000の人気者！ 納得です。
クロマルハナバチ。もふもふの軟毛とオレンジ色のお尻がかわいい
こちらも交配のお仕事中。ミツバチより大きいので、羽音が大きい感じもしますが、とてもおとなしい性格で攻撃したり刺したりすることはほとんどないとのこと。（写真に収めたい私からハチさんが必死で逃げてました。）
予約は電話かDMで
他にもいちご狩りの施設はたくさんありますが、作付品種の違いなどでそれぞれ楽しみ方は違うと、松本さん。
『あまおとめ』は市場での取引が近年減少傾向にあるそうで、ご家庭での購入もいずれは難しくなる可能性もあるかもと。
まつもとファーム オールいちごハウスでは、愛媛県オリジナル品種のあまおとめを守るために今後も注力していきたいとのことでした。
あまおとめを満喫したいなら、まつもとファーム オールいちごハウス！
松山市内からとても近くて、気軽にいけるのも魅力のひとつですね。私は仕事帰りに夜のいちご狩りもいいかなと思っているところです。
現在、予約は電話とInstagramのDM、じゃらんネットからの対応となっております。
電話ではイチゴの生育状況などを踏まえ、より良い日をお薦めしてくださいます。対応中などで出られない場合は、留守番電話にメッセージを残しておくと折り返しご連絡いただけますので、お気軽にお声掛けくださいね。（じゃらんから予約の場合はキャンセルになる可能性が高いため、電話やDMを断然おすすめします。）
※4月中〜下旬は味抜けといって、イチゴの味が急激に落ちるそうです。生育は良好なので、映え重視ならば問題ないとのこと。これからお出かけの方はその旨ご了承ください。
季節は春から夏へとゆっくりと少しずつ切り替わっていきます。その移行期間に当たるのが土用。体調にも変化が起こりやすい時期です。戌の日にこだわらなくてもその季節にあった食材を取り入れて、健康的に、元気に過ごしたいものですね。
しろいもの、赤いイチゴも 春土用
薬屋のねこ
