トレーニングキャンプまでに復帰を目指す、膝負傷のジャイアンツQBジョーンズ

ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【Peter McMahon/Miami Dolphins via AP】

現地15日(月)、ニューヨーク・ジャイアンツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズはジャイアンツが今月末に別のQBをドラフト指名するか否かにかかわらず、トレーニングキャンプ開始までに準備を整える予定だと語った。

ジョーンズは過去1年間で厳しい逆境に置かれている。昨オフシーズンに大型の契約延長を結んだジョーンズは、2023年シーズン序盤に長引く首の故障に悩まされ、3試合を欠場。復帰した後には、今度はACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂して、シーズンが終了してしまった。

ジョーンズによると、首はもう問題ないようだが、ACLのリハビリは続いている。ジョーンズは“トレーニングキャンプまでには準備を整える予定”と話しており、膝の回復は順調に進んでいると自信を示した。

ジョーンズは月曜日、ジャイアンツの自主参加のオフシーズンプログラムの初日に参加した後、こう話している。

「リハビリは順調だ。順調に進んでいる。いい感じだよ。ここでトレーナーやトレーニングスタッフと多くの時間を過ごしている。順調に進んでいると思う。いい感じだ」

しかし、契約を延長したとはいっても、ジョーンズがジャイアンツのロースターで長期的にプレーするためには、ポジション争いをしなければならない可能性がある。ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンはQB候補生をあちこち見て回っており、ジャイアンツは2024年NFLドラフト全体6位指名権を持っている。

それでも、ジョーンズは自分の状況に集中しており、ジャイアンツがドラフトで何をするかについては考えていない。

ジョーンズは「俺が集中しているのは、ここでリハビリをすることなんだ」とコメント。

興味深いことに、ジョーンズは自身の現状を、昨シーズンにジャイアンツでの将来が分からない状態で契約最終年に復帰したランニングバック(RB)セイクワン・バークリーになぞらえている。バークリーは今年、フリーエージェント期間の序盤でジャイアンツを去り、ライバルチームであるフィラデルフィア・イーグルスと契約を結んだ。

ジョーンズは次のように述べている。

「セイクワン(の昨年の状況)と同じ状況だ。これがここのビジネスの性質なんだ。競争の激しいリーグだから、それに対処する最善の方法は、自分がやっていることに集中すること。自分自身に集中し、健康な状態で、いいフットボールができるようにする。それが自分でコントロールできることなんだ」

クオーターバックとして自分がジャイアンツのベストオプションであるという考えに変わりはないかと聞かれたジョーンズは、明確かつ率直に答えた。

「ああ、そうだ」

ジャイアンツがその考えを共有しているかどうかは、じきに判明するだろう。

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