最大10連休のゴールデンウィーク海外旅行者は前年比7割増に 旅行先は円安の影響比較的少ない地域が人気

今月末から始まるゴールデンウィーク。今年は4月27日・土曜日から始まり30日の火曜日から5月2日木曜日までの3日間、休みが取れれば最大10連休になります。

海外旅行者が70%増加ゴールデンウィークの旅行事情

旅行会社JTBが実施した調査によると、・GWの国内旅行者数の見込みは2280万人(前年比100.9%)・海外旅行者数は52万人(前年比167.7%)となっていて、コロナ禍前の約9割まで戻っています。

受付窓口に行列もパスポートセンターが混雑

15日午後、福岡県パスポートセンターの受付窓口には行列が。申請には常に1時間半以上の待ち時間がでるほど混雑していました。

福岡県パスポートセンター 入江啓之次長「新型コロナの流行期に10分の1以下まで申請者が落ちていたので、その時期に期限切れになった方がかなりいるので、その方が今申請に来ている」

パスポート発行には1週間程度かかりますが、ゴールデンウイーク前に駆け込みで申請する人もいました。

パスポートを申請しに来た人「土壇場で家族の分を作ってます。ギリギリです。韓国に行きます。ハワイやヨーロッパに行きたかったがかなり円安なので、今回は辛抱しようかなと。4年ぶり」

円安が進むも海外旅行者は増加どんな場所が人気?

JTBトラベルゲート天神 田島里沙副店長「台湾・韓国・グアムとか短い日数で行ける方面が人気。顕著なのがドルだと思うんですが、台湾とか韓国に関してはもともと物価の部分のあると思うがそこまでアメリカドルのような顕著な影響は受けていない。心配されるお客様もいるが、地震の影響はなくて、通常通り販売している」

JTBによりますと福岡から人気の海外旅行先は、1位は台湾、2位は韓国、3位はグアムということです。

円安の影響が比較的少ない旅行先が人気になっているようです。

慢性的な渋滞が問題だった福岡空港に新たな駐車場がオープン

連休時に利用者が増えるのが空港です。

福岡空港国内線に16日、新しい立体駐車場がオープンしました。

各フロアには「博多にわかのお面」や「あまおう」、「ラーメン」など福岡の象徴的なイラストが描かれ、車を止めた場所が分かりやすいよう工夫されています。

外装は博多織をイメージして建築家の隈研吾さんがデザインしました。

16日にオープンする、福岡空港国内線の新しい立体駐車場は9階建てで、収容台数は1617台。これまでの約2倍です。

1階には、送迎用の降車スペースも整備されました。

福岡国際空港国内営業開発課 岩本哲也課長「これまで多くのお客様が待ち時間が発生するということがありましたけれども、スムーズに快適にご利用いただけるんじゃないかと」

16日から駐車場の30分ごとの基本料金は250円とこれまでより50円値上げするほか、24時間の最大料金は3500円、利用客が多い時期は4500円になります。

これまで、車が多いときは駐車場に入るまでに50分ほど待つ日も。

最近では国際線の駐車場を割安にすることで混雑を減らしましたが、それでも待ち時間が発生する日もあったということです。

福岡国際空港国内営業開発課 岩本哲也課長「東アジア、東南アジアの玄関港として先進的な空港魅力あふれる施設にしたい」

これまで使われていた駐車場は解体され、店舗やホテルが入居する複合施設となる予定です

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