ホークスのトレイ・ヤングが25歳ながら通算アシスト数で球団史上1位に浮上

アトランタ・ホークスは、4月15日(現地時間14日、日付は以下同)のインディアナ・ペイサーズ戦を115-157で落とし、イースタン・カンファレンス10位の36勝46敗で2023-24レギュラーシーズンを終えた。

今後ホークスは、18日のプレーイン・トーナメントで9位のシカゴ・ブルズ(39勝43敗)の本拠地ユナイテッド・センターへ乗り込み、ポストシーズン生き残りをかけた一発勝負へ臨む。

この試合に勝利すれば、同日に行われる7位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(47勝35敗)と8位のマイアミ・ヒート(46勝36敗)によるイースト第7シード決定戦の敗者と第8シード獲得をかけて20日に激突。敗れればそこで今シーズン終了となる。

そのホークスをけん引するトレイ・ヤングは、2月下旬に左手小指の外側側副靭帯を損傷したことで手術を受け、約1カ月半を欠場。4月11日のシャーロット・ホーネッツ戦で復帰し、ラスト3試合へ出場した25歳はペイサーズ戦でチームトップの12アシストをマーク。

NBAキャリア6年目のヤングは、レギュラーシーズン通算3868アシストに達した。これでドック・リバース(元ホークスほか/現ミルウォーキー・バックス指揮官)が保持してきた3866本を抜き、フランチャイズ史上1位に浮上した。

今シーズンのヤングは、通算3ポイントシュート成功数1059本でもムーキー・ブレイロック(元ホークスほか/1050本)を抜き、球団史上トップに立っているのだが、アシストに関してはNBA歴代有数の実績を残している。

ホークス在籍6年目の今シーズン、ヤングはキャリアハイの平均10.8アシストを記録。54試合の出場のため規定数未満ながら、リーグ2位に相当する数値で、昨シーズンまでの毎シーズンでリーグ4位以内にランクイン。

キャリア平均9.50アシストはゴールデンステイト・ウォリアーズのクリス・ポール(同9.35本)を抜いて堂々現役トップ。NBA歴代でも4位という好位置にいる。

また、今シーズンに平均25.7得点10.8アシストを残したことで、ヤングは2シーズン連続で平均25.0得点、10.0アシスト以上を達成。これはオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)、ラッセル・ウェストブルック(ロサンゼルス・クリッパーズ)に次いでNBA史上わずか3人目の快挙となった。

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