胸の痛み訴え緊急搬送のエンディカ…心臓に異常はなく肺気胸と診断

緊急搬送されたDFエヴァン・エンディカは肺気胸と診断[写真:Getty Images]

ローマは試合中に胸部の痛みを訴え病院に搬送されたコートジボワール代表DFエヴァン・エンディカについて、現時点での見解を発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

エンディカは14日にスタディオ・フリウーリで行われたセリエA第32節のウディネーゼ戦で先発。しかし、1-1のスコアで迎えた70分過ぎに突如としてピッチへ座り込み、胸の痛みを周囲に訴えた。

主審は速やかに試合中断の措置をとり、エンディカは担架でピッチを後に。ローマ側はチームの動揺からプレー続行が不可能であると訴え、ウディネーゼ側も了承したことで試合中止が決定された。

その後、エンディカはスタジアム近くの病院に搬送されたが、クラブは心電図検査など幾つかの検査を行った結果、心臓に異常は見られなかったと説明。現時点では、肺気胸を伴う胸部外傷だろうとのことだ。

エンディカはすでに退院となったが、今後ローマでさらなる追加検査が実施される予定。クラブは慎重に検査を進めたい意向を示している。

なお、ローマは声明の中で、試合中止に同意してくれたウディネーゼや、適切な対応を取ってくれた審判団、協力的な姿勢を示してくれたファン、搬送先の病院のスタッフに対する感謝も表明。選手の命を守るための適切な行動ができたことに安堵している。

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