米国防長官、中東の安定強調 イスラエルなどと電話協議

Idrees Ali Kanishka Singh

[ワシントン 15日 ロイター] - オースティン米国防長官は15日、中東や欧州の当局者と電話協議し、イランの攻撃を受けたイスラエルに支持を表明するとともに、紛争拡大を防ぐため地域の安定確保を強調した。国防総省が明らかにした。

オースティン氏はバーレーンの首相を務めるサルマン皇太子、イスラエルのガラント国防相、ドイツのピストリウス国防相、カタールのアティーヤ国防担当相と個別に電話協議し、イランによる攻撃を非難した。

米国は紛争激化を望まないとする一方、イスラエルや米国の人員を引き続き防衛するとも述べた。ガラント氏との協議では、イスラエルの防衛に支持を表明したほか「地域の安定という戦略的目標を再確認」したという。

国防総省報道官は同日、記者団に「イスラエルがイランに反撃するかどうかはイスラエルが決めることだ」と述べた。

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