中国・天津港、1週間に3隻のクルーズ船寄港 インバウンド観光の回復加速

中国・天津港、1週間に3隻のクルーズ船寄港 インバウンド観光の回復加速

 【新華社天津4月16日】中国天津市の天津国際クルーズ母港に13日、モナコに本社を置くクルーズ会社シルバーシー・クルーズが運航するバハマ船籍の客船「シルバーシャドー」が到着した。中国北方地域最大のクルーズ母港である同港はここ1週間の間に、米ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航するバハマ船籍の「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ」、米シーボーン・クルーズ・ラインが運航するバハマ船籍の「シーボーン・オデッセイ」、そして今回の「シルバーシャドー」と、世界の高級クルーズ船3隻を相次いで迎え入れた。

 「シルバーシャドー」が天津を訪れるのは今年初で、通算では17回目の寄港になる。今回は同港に2日間停泊し、21カ国・地域からの乗客200人余りが主に北京と天津を観光した。

 中国を訪れる外国人観光客の数は今年着実に増え、インバウンド観光市場の回復を加速している。クルーズ船に乗り、天津から入国して中国旅行をスタートさせる海外の観光客がますます増えており、天津のクルーズ口岸(通関地)では今年に入ってからクルーズ船8隻の寄港を受け入れ、外国人旅客9千人近くの出入境手続きを行なった。(記者/李帥)

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