大谷翔平は3打数1安打2得点 ジャッキー・ロビンソン・デーで背番号「42」着用

背番号「42」を着用した大谷

【カリフォルニア州ロサンゼルス15日(日本時間16日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)は本拠地でのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、初回に右前打を放ち、3打数1安打、1盗塁2得点だった。日本選手歴代単独トップの通算176号はお預け。打率3割3分8厘。チームは4―6で敗れて、2連敗。

相手先発はメジャーデビューの左腕パーカー。初回一死無走者、大谷は背番号「42」のユニホームで打席に入った。この日は黒人選手で初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンが1947年にデビューした日を記念する「ジャッキー・ロビンソン・デー」で、全選手がロビンソンの現役時代の背番号「42」を着用した。

カウント2―1からの4球目、真ん中低めの80・6マイル(約129・7キロ)のカーブをフルスイング。打球速度107・3マイル(約172・7キロ)の弾丸ゴロは一、二塁間を破り、右前に達した。続くフリーマンの右前打で三塁に進み、4番スミスの中犠飛で先制のホームを踏んだ。

2―3の3回一死無走者はカウント2―2からの6球目、内角低めの80・3マイル(約129・2キロ)のカーブにバットは空を切った。

2―6の6回先頭は2番手の右腕バーンズと対戦し、打撃妨害で出塁。フルカウントからの8球目をスイングするとバットが捕手のミットに当たった。続くフリーマンの2球目に今季3個目の二盗に成功し、5球目の暴投で三塁へ。4番スミスの三ゴロの間に生還した。

4打席目は3―6の7回二死一、二塁で回ってきた。マウンドは4番手の右腕ハービー。2ストライクからの5球目、98・6マイル(約158・7キロ)の外角のフォーシームにバットを合わせて中堅へ鋭いライナーではじき返したが、やや左中間に寄っていた中堅手が捕球した。一発出れば同点だっただけに観客席からタメ息が上がった。

チームは直近5試合を1勝4敗と苦しい状況。嫌なムードは大谷がバットで振り払うしかない。

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