大谷翔平は「打ってくれる気がする」 同点機で凡退も…指揮官は絶大な信頼「特別だ」

試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

ロバーツ監督「いい打球を打ってくれる気がする。何かいいことが起こってくれる」

■ナショナルズ 6ー4 ドジャース(日本時間16日・ロサンゼルス)

ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3打数1安打1盗塁だった。2試合連続安打で打率.338。チームは4-6で逆転負けを喫したが、デーブ・ロバーツ監督は「ボールに触れる度に、いい打球を打ってくれる気がする。何かいいことが起こってくれるという感じだ。彼に5打席立たせることができればいいことだ」と今後への期待を込めた。

見せ場は3点を追う7回2死一、二塁だった。一発が出れば同点の大チャンス。右腕ハービーの外角フォーシームを捉えたものの、中堅・ヤングのグラブに収まった。ロバーツ監督は「大きな期待感があった。打席に立つ度に、そういう感覚になりつつある」と語った。

初回1死では左腕パーカーから右前へ運び、2試合連続安打をマーク。スミスの中犠飛で生還した。4点を追う6回先頭では捕手の打撃妨害で出塁。今季3個目の二盗を決め、内野ゴロの間に生還。1安打2得点と躍動したものの、勝利には届かなかった。

9回は3者凡退でネクストバッターズサークルで敗戦を見届けた。ロバーツ監督は「9回も塁に走者を出すことができたら、今日はまだ試合が続いていたかもしれない。彼は特別だ」と期待感を語った。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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