インテルはドロー決着も次節ダービー勝利でスクデット獲得 ラツィオ鎌田大地は先発フル出場|セリエA 第32節 結果まとめ

写真:鎌田は先発フル出場しパス成功率97%を記録するなどして勝利に貢献した ©Getty Images

日本時間4月13日から16日にかけて、セリエA第32節の10試合が行われた。

首位インテルはホームでカリアリと対戦。12分にアレクシス・サンチェスのクロスをマルクス・テュラムが押し込んで先制し、その後もチャンスを作ったものの、64分に一瞬の隙を突かれて同点ゴールを許してしまう。それでも74分、相手のハンドで得たPKをハカン・チャルハノールが冷静に決めて勝ち越しに成功したものの、83分に再び追いつかれる展開に。その後も何度かピンチを招いたもののなんとかしのぎ切り、2-2の痛み分けに終わった。

2位ミランはサッスオーロとのアウェーゲームに挑んだ。最初に主導権を握ったのはサッスオーロで、4分にアンドレア・ピナモンティのゴールで先制すると、10分にはアルマン・ロリエンテが追加点を奪う。ミランも20分、ラファエウ・レオンが対峙するDF2人をかわしてのシュートで1点を返すが、後半に入り53分にはサッスオーロがさらに1点を奪いリードを広げる。しかしミランも粘りを見せ、59分にルカ・ヨヴィッチが1点を返すと、84分にはCKの流れの中からノア・オカフォーが同点ゴールを奪い、3-3の引き分けに持ち込んだ。

インテル、ミランがともに引き分けたため、両者の勝ち点差は「14」のまま。次節は両者が直接対決する“ミラノダービー”となり、この試合でインテルが勝利すれば優勝が確定する。

3位ユヴェントスはトリノとの“トリノダービー”に挑んだが、両チームともに決め手を欠きスコアレスドローに終わった。鎌田大地がダブルボランチの一角で先発出場したラツィオは最下位のサレルニターナと対戦。フェリペ・アンデルソンが2ゴールを挙げるなど終始、主導権を握り、4-1で快勝を収めた。フロジノーネと対戦したナポリはヴィクター・オシムヘンが2試合連続ゴールを挙げるなどしたが、2-2のドローに終わっている。

レッチェはエンポリに1-0で勝利。ボローニャ vs モンツァは0-0、フィオレンティーナ vs ジェノアは1-1、アタランタ vs ヴェローナは2-2で、いずれも引き分けに終わっている。

なお、ウディネーゼ vs ローマの試合は1-1で迎えた72分、ウディネーゼのエヴァン・エンディカが胸のあたりを抑えて倒れるアクシデントが発生。主審がすぐに試合を中断し、救急措置が取られる中、両チームの選手の意思によりそのまま中止となった。エンディカは病院に搬送されて精密検査を受け、命に別状はないとの診断に。試合は後日、72分から再開される予定となっている。

◉セリエA 第32節 結果

ラツィオ 4-1 サレルニターナ(ハイライト動画
レッチェ 1-0 エンポリ
トリノ 0-0 ユヴェントス(ハイライト動画
ボローニャ 0-0 モンツァ
ナポリ 2-2 フロジノーネ
サッスオーロ 3-3 ミラン(ハイライト動画
ウディネーゼ 中止 ローマ
インテル 2-2 カリアリ(ハイライト動画
フィオレンティーナ 1-1 ジェノア
アタランタ 2-2 ヴェローナ

© 株式会社SPOTV JAPAN