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ドイツ2部ザンクト・パウリは13日、反人種差別キャンペーンの一環で限定ユニフォームを発表した。キットサプライヤーのDIIYは、いわゆる自社ブランド。このユニフォームは14日のリーグ戦で着用している。
St. Pauli 2023-24 DIIY “KPFR”
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ザンクト・パウリ 2023-24 DIIY 反人種差別 限定ユニフォーム
2020-21シーズンの初登場以来、4年連続で登場したアンチレイシズムの限定ユニフォーム。
基本的にあらゆる差別や偏見に対して反対の立場を取るザンクト・パウリにとって、こうした特別なユニフォームはそれほど珍しいものではない。
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レギュラーのホームユニフォームと同じくブラウンを基調とし、エンブレムカラーのレッドとホワイトで鋭角の左右非対称ストライプを配した、力強さを感じさせるデザイン。
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胸には大きく“Rassismus”を刻み、その上に“Kein Platz für”を重ねる。これで「人種差別の余地なし」というメッセージが完成した。
ドイツでは最近、人種・民族差別的な極右政党が支持率を伸ばし物議を醸している。そんな右派に対するザンクト・パウリからの痛烈なメッセージだ。このクラブは昔から極右に対しては手厳しく、過去には攻撃的でメッセージ性の強いデザインのTシャツも存在する。
なお、このスローガンに場所を譲る形で通常の胸スポンサー「Congstar」のロゴは、その上にかなり小さくプリントされている。
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この特別なユニフォームは14日にホームで行われたSVエルフェアスベルク戦で着用されたが、選手用のユニフォームに「Congstar」ロゴは付かなかった模様。
今季好調なザンクト・パウリにとっては、1部昇格に向けて足場を固めるためにも勝利が欲しい一戦だったが、残念ながら試合は3-4で敗れている。この結果、首位から2位へ転落となったが、それもで2010-11シーズン以来の1部昇格に向けて視界は良好だ。
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宮市亮のユニ姿も!ザンクト・パウリ、今こそ見るべき「ROCKなユニフォーム」
反人種差別ユニフォームはクラブのオンラインストアで販売中。一部サイズは既に売り切れとなっている。
なお、ユニフォームの売り上げの一部は、右翼、人種差別主義、反ユダヤ主義などからの暴力行為による被害者を支援する団体「VBRG」に寄付される。
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