RainTech、自分のまちを舞台に防災・防犯知識を育む教育プログラム「デジ防マップ」の提供を開始

RainTechは、みんなで簡単に作成できるデジタル防災・防犯教育プログラム「デジ防マップ」の提供を開始したことを、4月15日に発表した。

防災や防犯などの不安に対し、行政がさまざまな方法で住民を支えている。一方で、気候変動によって自然災害が増加し犯罪や事故が多様化する中、行政だけでは限界を迎えつつあり、一人ひとりの防災・防犯力向上の必要性が増している。また、行政が出している防災・防犯情報は住民一人ひとりにとっては範囲が広く、自分の生活に反映しづらいという課題がある。

「デジ防マップ」は、自分の生活しているまちを舞台にするため、自分の生活に直結した本当に必要な情報・知識を身につけられる。また、自分たちのまちの防災・防犯情報や気づきを見つけ、オリジナルの地図を作っていく体験を通じて、防災・防犯を自分ごととして捉えられる。

「デジ防マップ」は、オリジナルの防災・防犯マップを作る地図作成アプリを使ったデジタル防災・防犯教育プログラムとして提供される。専門家による講義(座学)と、ネット調査・街歩きでの実践(実技)を組み合わせたハイブリッド型プログラムとなる。

GIGAスクール構想で小中学生に配布されたタブレットを活用して、これからの子どもたちに必要な探究心やデジタル活用の知識、プレゼンテーション能力も同時に育むことが可能。

「デジ防マップ」アカウントの有効期限は1年間だが、教育プログラムが終わった後も写真・コメント投稿の機能は無料で使い続けられる。普段の生活で気づいたことを追加することでマップがさらに育っていく。

プログラム概要

  • STEP1 オリエンテーション
  • STEP2 専門家による防災・防犯講座
  • STEP3 自分のまちを調査して「デジ防マップ」づくり
  • STEP4 「デジ防マップ」発表会

同プログラムでは、地元大学の教授や地域で活動しているNPO団体を専門家として同社が連携を依頼し、マッチングして講義を提供する。地元で活動する専門家と学校・子どもたちとのつながりを作ることで、「デジ防マップ」だけでなくさまざまな形で継続的な防災・防犯の取り組みのきっかけが生み出される。

また、子どもたちが作ったデジタル防災・防犯マップは保護者や地域の人も無料で閲覧、写真・コメントを投稿することが可能。子どもたちを起点に、地域全員参加でデジタル防災・防犯マップを育てていける。なお「デジ防マップ」の申し込みは公式サイトから受け付けている。

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