「キャラを愛して」高校生デザインの恐竜キーホルダーで、安全運転呼びかけ 京都府木津川市

高校生と中学生が一緒にデザインしたヘルメットの着用を呼びかけるキーホルダー

 春の全国交通安全運動(15日まで)に合わせ、京都府警木津署が自転車交通安全教室を高の原小学校(京都府木津川市兜台)の放課後児童クラブで開いた。近くの南陽高校と同高校付属中学校美術部の生徒が自転車の乗り方を説明し、オリジナルグッズを配って安全を訴えた。

 中高生8人が「先生」役を務め、児童42人にクイズ形式で、自転車での注意事項や道路標識について説明。児童は元気よく手を上げて答えていた。

 また、生徒がデザインしたキャラクターをあしらった反射材のキーホルダーを配った。ヘルメットを着けているような恐竜「パキケファロサウルス」をモチーフにした南陽高2年の生徒(16)は「キャラクターが愛されて、命を守るためにヘルメットが大切だということが伝えられたらうれしい」と話した。

 木津署管内で1月1日から4月9日までに発生した人身事故は34件で、うち5件が自転車が絡む事故。昨年1年間では、自転車事故は26件だった。

児童が高校生や中学生と一緒に自転車の正しい乗り方などについて学んだ交通安全教室(京都府木津川市兜台・高の原小学校)

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