元DT“ドナルド抜きの挑戦にワクワクしている”とラムズLBジョーンズ

ロサンゼルス・ラムズのアーネスト・ジョーンズ【NFL】

ロサンゼルス・ラムズがディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドと同じレベルの選手を見つけることは非常に難しく、特に1つのオフシーズンだけでその穴を埋めることを期待すべきではないだろう。

それにもかかわらず、2013年以来、殿堂入りが確実視されているドナルドがいない初めてのシーズンを迎える中、ラムズのベテランラインバッカー(LB)アーネスト・ジョーンズはその挑戦に意欲を燃やしている。

『FOX Sports(FOXスポーツ)』のエリック・ウィリアムズによると、ジョーンズは現地15日(月)に記者団に対して、こう語ったという。

「この挑戦にワクワクしている。ディフェンス全体としても、俺たちはAD(アーロン・ドナルド)なしの挑戦にワクワクしているよ」

ラムズは2024年シーズンの開幕をドナルド抜きで迎えることになる。3月に引退したドナルドは、プロボウルに10回選出され、AP通信 NFL最優秀守備選手賞に3度選ばれており、ディフェンシブラインの内側のポジションでは滅多にいない、あらゆる面で混乱を引き起こす選手だった。

しかし、24歳のジョーンズは、乗り越えるべき障壁を、守備陣の多くにとって受け入れるべきチャンスだと考えており、次のように述べている。

「これからフィールドに出て、今こそみんなで名をあげるチャンスだ。大きな挑戦になるだろう」

これからの活躍が期待されているのは、新戦力のディフェンシブバック(DB)であるキャムレン・カール、ダリアス・ウィリアムス、トレデイビウス・ホワイト、また、2023年ドラフト3巡目指名で、昨年素晴らしいルーキーシーズンを送ったディフェンシブタックル(DT)バイロン・ヤングおよびコビー・ターナーだ。

2021年ドラフト3巡目指名のジョーンズは、入団当初からラムズのリーダーになることを思い描いていた。

ジョーンズはこうコメントしている。

「ここに来た時から、このディフェンスのリーダーになることが俺の目標だった。昨年はその目標を少し実現できたが、彼(ドナルド)がいなくなったことで、より多くの目が俺に向けられるようになったわけだが、それは俺がしっかり対応できることだ。素晴らしい仲間が集まっているから、それを率いていくのが楽しみだ。チームにとって本当にプラスになると思う重要なメンバーが何人か加わった。そういうチームであれば、全員が準備万端なのだから、指揮を執るのは本当に簡単だ」

いつものラムズのオフシーズンとは明らかに違う点がある。

それは、2016年以降で初めて、そしてショーン・マクベイがヘッドコーチ(HC)になって初めて、ラムズがドラフト1巡目指名を行うことだ。また、前述の通り、圧倒的な存在だったドナルドがロースターにいないシーズンを迎えるのは2013年以来となる。

3シーズンを通じて、ジョーンズはスーパーボウルに1回出場し、47試合に出場。そのうち33試合に先発している。また、2023年シーズンには、キャリア最高のタックル145回とサック4.5回をマークした。ジョーンズは自分自身とディフェンスの他のメンバーが、ドナルドが抜けたラムズを引っ張っていくことに自身を持っている。

【KO】

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