出張輪島朝市にやってきた国際カップル「りせとルイス」
2人は、動画投稿サイトのTikTokとYouTubeであわせて175万人のフォロワーがいるインフルエンサーです。
動画の人気の秘密は、イギリス人・ルイスさんの紳士らしさと優しさ、そして、りせさんへの愛情表現。日本人女性ファンの心をがっちり掴んでいるそうです。
そんな2人は金沢で暮らしています。自分たちの住まいを拠点に日々の生活を動画に撮って、TikTokやYouTubeへアップしています。
りせ「金沢の石浦神社でルイスが太鼓のパフォーマンスをやっていて、それを私がたまたま学校帰りに前を通りかかってカッコいい、外国人が太鼓叩いてるぞってなって」
イギリスにいた時から日本に興味があったルイスさん。6年前に英語教師として金沢に来ました。魅力に惹かれ習い始めた伝統楽器・和太鼓がきっかけでりせさんと出会いました。
ルイス「僕はとても幸運だと思いました。観客の中でとても綺麗な女性がいたからです。興奮して太鼓に集中するのが大変でした」
りせ「私はもともと国際学部で、留学する予定があったので外国人にも興味があって、友達になれたらなと思っていたんですけど、一緒に過ごすうちに、すごく好きになって」
2人は交際を経ておととし結婚。以来、2人の日常を動画に撮って配信し続けています。
りせ「もともと私が金沢大好きで、住みやすいし離れたくないなというのがあって、ルイスも金沢がすごく好きで金沢にいたいって言ってくれているので。金沢でこのまま2人で過ごすんで、ここからみんなにYouTubeとか発信していけたらいいなと思いました」
そんな幸せな2人が心を痛めているの能登半島地震です。りせさんの身内も被害に遭いました。
りせ「私のおばあちゃんの実家が輪島ですね。家が倒壊してるのかぐちゃぐちゃすぎて、入れないのかわからないですけど、今も避難所で生活しているということで、私たちも寄付したりしたんですけど、みなさんも何かできることがあれば、協力していただきたいなと思います」
能登に元気を届けるため、りせとルイスも動き出しました。
少しでも被災地の支援になればと、金沢で開かれた「出張輪島朝市」を訪ねたりせとルイスの2人。今回は配信はせずに純粋に買い物を楽しみました。
輪島朝市の女性「機械が壊れちゃって。だからここにあるのが最後のお箸」
りせ「貴重だ買わないと」
ルイス「うん」
こちらは食品を扱うお店。りせさんが手に取ったのは「塩辛」です。
りせ「これお願いします」
南谷良枝商店・南谷美有さん「いつもTikTok見てますよ」
りせ「塩辛のおいしい食べ方ってありますか」
南谷さん「このまま食べてもおいしいんですけど、パスタとかチャーハンにしてもおいしいです」
りせさ「えーおもしろい」
人気インフルエンサーのりせとルイスさん。出張輪島朝市の会場では、ファンから声もかけられました。
【出張輪島朝市で視聴者との会話】
子どもたち「うれしい。夢みとるみたい。」
りせとルイス「うれしい。本当うれしい。」
【朝市のお店の人との会話】
りせ「ホッケって書いてあるよ」
ルイス「おいしそう」
りせ「これってどうやって食べるんですか？」
女性「解凍しなくても、そのまんま焼いてください」
りせとルイス「ありがとうございます」
りせ「イェーイ買いました。何あるか全然調べて来なかったけどすごいお店の人も全然優しくて」
ルイス「思ったより人が多い。みんなが優しい感じで本当に楽しいです」
りせ「来られて良かったなというのと、これだけみんな輪島の朝市を応援したいと思ってる方がいるんだなというのがすごい素敵だなと思った。私たちもできることがあれば、今後もたくさんいろんなことができたらいいなと思ってます」
ルイス「みんなが自分のやることに情熱を持っていることがわかります。それは本当に素晴らしいことだと思います」
【動画】
りせ「きょうの朝買ってきたいかの塩辛とホッケを食べます。箸もね輪島の」
ルイス「そうですね」
りせ「おいしい?」
ルイス「おいしい!」
りせ「じゃあ初挑戦のいかの塩辛食べてみて下さい」
ルイス「そうしますいただきます。んーおいしい」
りせ「ご飯食べたくなるでしょう？」
ルイス「そうそうわかる、わかる本当においしいです。塩辛いですがとても爽やかです」
りせ「また買いに行きましょう」
ルイス「そうしよう」
能登の魅力を世界中に届け被災地を元気に。金沢在住のインフルエンサーの活動が注目されます。
