1次避難所3000人切る 能登半島地震 

避難所となっている珠洲市宝立小中

 石川県が16日発表した能登半島地震の被害状況によると、各市町に開設された「1次避難所」に滞在する避難者数が2895人となり、3千人を切った。1次避難所は同日午後2時時点で9市町の140カ所に設置されており、前回発表の12日時点で3132人が身を寄せていた。

 このほか、1.5次避難所は76人、旅館やホテルなどの2次避難所は2232人、広域避難所は246人が利用している。

●重傷者は1人増

 重傷者は内灘町で新たに1人が確認され、計315人になった。災害関連死を含む死者数は245人、安否不明者は1人で変わっていない。

 住宅被害は341戸増の7万6930戸、非住家被害は公共建物で14戸増の203戸、空き家などその他の建物で376戸増の2万4313戸だった。断水は100戸で解消し、輪島、珠洲、能登、内灘の5240戸で続いている。

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