死刑囚の自死「なんで困るの?」 ひろゆきが持論、執行人の「罪悪感」めぐる主張も...投稿に意見続々

「2ちゃんねる」創設者の「ひろゆき」こと実業家の西村博之さんが2024年4月16日にXで、死刑執行の運用について疑問を投じた。ひろゆきさんの持論に、Xではさまざまな意見が寄せられている。

発端となったのは、死刑囚2人が死刑執行の告知を当日に行うことは憲法違反だとして国を訴えた訴訟だ。国側は、かつては前日までに告知していたとして「死刑囚が自殺したこともある」と経緯を説明し棄却を請求。大阪地裁が15日に死刑囚らの訴えを全面的に退けたことが複数メディアで報じられた。

意見続々「結果が同じなら良いってもんじゃ」「反省させる事も刑の中に」

ひろゆきさんはXでこれを報じたニュース記事を引用し、「翌日に死刑になる予定の人が、自殺するのが困るから、死刑当日に告知するという仕組み」と説明した上で、「そもそも、次の日に死ぬ人が自殺するとなんで困るの?」と疑問を投じた。

さらにひろゆきさんは「死刑執行人が人を殺した罪悪感を持たないで済む面もあるのに。。。」と持論を述べた。

今回のひろゆきさんの投稿には、「『刑罰を受けさせる』のが目的だからじゃ?」「死刑のその日まで罪を反省させる事も刑の中に入ってるからじゃないですかね?」「法律に基づいて刑の執行がなされないからだと思います」「人を殺すと言うスキームは結果が同じなら良いってもんじゃない」などといった意見が集まっている。

「死刑を実際に執行する人の負担がデカすぎる」

なお、ひろゆきさんはこれまでにもXで、死刑を執行する刑務官の負担の大きさを訴えている。23年2月22日には、「死刑のボタンを押した事のない外野が『人を殺す仕事は簡単に出来る』と主張するのは浅はかだと思ってます」といい、「人を殺した事がない人は、人を殺す仕事を軽んじるべきではないです。殺人犯が言うなら納得します」と考えを明かしていた。

11月12日にも、「理由はどうあれ、刑務官は『人を殺した』という事実を一生背負うのですよ」と指摘。「死刑を実際に執行する人の負担がデカすぎると思うおいらです」と私見を述べている。

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