古江彩佳ら米女子メンバー4人が「サロンパス」参戦 覇者の吉田優利は欠場

小林浩美LPGA会長(右から3人目)は熱戦に期待した(撮影/塚田達也)

5月2日に開幕する国内女子メジャー今季初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」の記者会見が16日、会場の茨城ゴルフ倶楽部 東コースで行われ、出場選手やコースセッティングの詳細を発表した。

今季から米ツアーを主戦場にする前年覇者の吉田優利はエントリーを見送り不在。米ツアーを主戦場とする日本勢からは古江彩佳、西村優菜、勝みなみ、稲見萌寧の4人が出場する。なお、吉田は国際ツアー登録者のため前年優勝者の欠場による罰金は科されない。

3季連続の年間女王がかかる山下美夢有、昨年大会を2位で終えた申ジエ(韓国)のほか、今季2勝でポイントレース1位を走る鈴木愛、今季1勝の小祝さくら、竹田麗央、岩井千怜ら120人が出場する。

海外からは韓国勢4人がエントリーした。前年度最終の世界ランキング上50位までの資格により、2023年の韓国女子ツアー賞金ランキング1位のイ・イェウォン(4月14日時点の同ランク33位)、キム・スジ(同53位)、キム・ミンビョル(同59位)。前年の韓国女子アマ優勝によりリ・ヒョソンが資格を得た。

ラフは前年比-10ミリの60ミリに設定(撮影/塚田達也)

2009年から当地で開催されて以降、東コースで行われるのは3年ぶり5回目。前回の21年は西村がメジャー初タイトル、19年は渋野日向子がツアー初優勝を手にした。過去4回の平均優勝スコアは通算12.75アンダーで、西コース(過去10回)の通算8.1アンダーを上回っている。

今年は4番パー4が20yd伸びて365ydになるなど、総ヤーデージは前回の21年から35yd延長して6665ydに。グリーンスピードは昨年と同じ13フィートの設定に仕上げる。昨年は茂木宏美コースセッティング担当が「難しいセッティングにした」というフィールドに強風が加わり、優勝スコアは大会史上初のオーバーパーとなる通算1オーバーだった。

茂木コースセッティング担当は大会資料を通じて、「西コースと違い東コースは花道を使えない状況がかなり多いので、どんな球筋でどのように攻めていくのかが本年度の見どころになると思います」とコメントを寄せた。

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