【真岡】市は16日、市出身で、のりつくだ煮「ごはんですよ」で知られる桃屋社長の小出(こいで)(旧姓・桑原(くわばら))雄二(ゆうじ)さん(62)に市アンバサダーを委嘱した。
飯貝生まれの小出さんは真岡高、慶応大卒業後、味の素に入社した。桃屋の先代社長の娘婿で、2011年12月から社長を務めている。
委嘱式はオンラインで行われ、石坂真一(いしざかしんいち)市長が委嘱状と名刺を差し出し、小出さんが受け取るジェスチャーで応じた。石坂市長は「市制施行70周年の年に引き受けていただき、市の発展に大きな意義がある。プロモーション活動の一翼を担ってほしい」と託した。
小出さんは「商品の最終的な味を決定する私の味覚は、子どもの頃に食べた市のおいしい食材によって養われた。アンバサダーは大変な栄誉であり、ふるさとへの恩返しの気持ちで頑張る」と意気込みを語った。さらに、看板商品の名称にかけて「人と会い、名刺交換するたびにこれからは『真岡ですよ』とPRしていきます」と笑顔を見せた。
アンバサダーは、市に縁がある著名人らに市のイメージアップを託す制度で、小出さんが6人目となる。