旬のタケノコづくし11品…「御膳」5年ぶり復活 越前町の農家レストラン20日から限定販売

宮崎地区の特産タケノコを使い、5年ぶりに提供する「たけのこ御膳」=4月15日、福井県越前町樫津の「雪んこ餅 農家レストラン」

 福井県越前町内の農家女性13人でつくる「企業組合花みずき味人(びじん)」が運営する「雪んこ餅 農家レストラン」(同町樫津)で、宮崎地区の特産タケノコを使った期間限定メニュー「たけのこ御膳」が5年ぶりに復活した。旬のタケノコをぜいたくに味わえる全11品を、4月20日から5月上旬ごろまで提供する。

 たけのこ御膳は、同組合が収穫時期に合わせて毎年提供していたが、新型コロナウイルス禍のため、2019年を最後に取りやめていた。今年は感染状況が落ち着いたことや北陸新幹線の福井県内開業を記念し、提供を再開させた。

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 タケノコづくしの11品は、ご飯や天ぷら、お吸い物など多彩。大人気のステーキは、厚めにカットしたタケノコをしょうゆや砂糖などで味付けしており、肉厚ながらもシャキシャキとした食感が楽しめる。

 タケノコと新タマネギなどを甘酢とオリーブオイルであえたマリネと、ひめ皮の梅肉あえの2品を今回、新メニューとして用意した。

 同組合の山本加代子代表(70)は「県内外の多くの人に今しか味わえないタケノコを食べてみてほしい」と呼びかけている。

 1760円で、1日100食限定で販売する。事前予約は不可。期間中、タケノコご飯や煮しめなどの「たけのこめし定食」(1375円)、タケノコやエビの天ぷらなどの「たけのこ天丼」(1100円)も提供する。

 問い合わせは企業組合花みずき味人=電話0778(32)3348。

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