鈴木誠也が10日間の負傷者リスト入り「カブスにとって辛い日だ」現地メディアやジャーナリストも無念「チームは早い回復を望んでいる」

シカゴ・カブスは現地4月15日、鈴木誠也が右腹斜筋の負傷で10日間の負傷者リスト(IL)に入ったと発表した。MLB3年目の今季は開幕から15試合連続でスタメン出場して打率.305、3本塁打、13打点、OPS.893。直近は3試合連続で安打を放ち、13日のシアトル・マリナーズ戦では決勝の3号本塁打をマークし、チームの勝利に貢献していた。

鈴木の離脱は大きな痛手だ。オープン戦で打率4割超え。好調を維持したままレギュラーシーズンを迎えていただけに、現地メディアやジャーナリストも、今回のIL入りに複雑な反応をみせている。

米スポーツサイト『ClutchPoints』は、「カブスのスター、セイヤ・スズキの怪我が心配だ。ホットな2024年シーズンが中断した」と残念がった。「23年に打率.285、20本塁打、31二塁打などの数字を残した。この不運な怪我が発表されるまで、今季はさらに前進する兆しを見せていた」と昨季からここまでの活躍に言及した。
さらに記事では、『ESPN』のジェフ・パッサン記者が、「カブスにとって辛い日だ。スズキはルーキーのマイケル・ブッシュとともに攻撃面でチームの明るいスポットだった。昨季、スズキは左の脇腹を痛め6週間を欠場した」とSNS上に投稿したメッセージも紹介している。

加えて『ClutchPoints』は、現在のカブスの打撃陣の状態に触れて、「パッサンの投稿のように、スズキとブッシュは好調だが、残りのラインナップはほとんど苦戦している」と指摘。ダンズビー・スワンソン、コディ・ベリンジャー、イアン・ハップといったレギュラー陣の不振を強調して、鈴木抜きとなるラインナップへの不安も募らせている。

同メディアは、「チームは早い回復を望んでいる。この記事が掲載された時点で、スズキがどのくらいの時間を欠場するか、予想は定かではない」と記した。順調なスタートを切っていた鈴木の早期復帰を願いたい。

構成●THE DIGEST編集部

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