ラジャアンパット イラストマップ

イラスト・中島瑞穂

A ワイサイビーチ(WTC

市場と魚市場がある。魚市場は午後4時ごろ、獲れたての魚が並ぶ。果物が恋しくなったら、市場でスイカやみかんなどを買える。

B ワイサイ港

C ワイウォ村(Waiwo)

ワイウォ・ダイブ・リゾートがあり、桟橋から魚が間近に見られる。ワイウォ村を通り過ぎて3分ぐらいの道沿いに「顔面に見える岩」(下写真)がある。チェマラ・サレオ村は、顔面岩を通り過ぎて左に入る。

D サポルクレン村(Saporkren)

ラジャアンパット・ダイブ・リゾートがある。

E カブイ湾(Kabui)

ワヤッグ群島のように、湾の中に小さい島が点在する。その中に、アイコンの1つであるペンシル岩もある。雨が降ると、雨で煙った小山のシルエットは水墨画のような濃淡のモノトーンとなり、とても美しい。島の崖に宇宙人のような人や記号が描かれた場所がたくさんある。湾の中央辺りに、散骨の島がある。

F マンスアル島(Mansuar)

海中に出没する白浜で有名な場所。至る所に白浜があり、透明度の高い水と、水紋が映えるホワイトサンドがとても美しい。浅瀬だが、潮の流れは意外に速く、うっかりぷかぷか浮いていると遠くまで流されるので注意。流木の上に乗って、のんびり移動する鳥たちもいる。ラジャアンパット・ダイブ・ロッジがある。

G イェンワウプノル村(Yenwauwpnor)

H サウィングライ村(Sawingrai)

イェンワウプノル村は、ウォレス(Alfred Wallace) が滞在した村として知られている。極楽鳥の「ベニフウチョウ」が観察できる。村から徒歩20~30分ほどの所に極楽鳥がダンスをする「踊り場」があり、観察小屋が作られている。サウィングライ村ではバードウォッチング用に、島の対岸に通じる山道が作られており、村人にガイドを頼める。村にも宿泊用の簡素なコテージがある。

I アルボレック村(Arborek)

自然保護区域のメオスマンサル(Meosmansar)地区の、ガム島(Gam)とマンスアル島の間にある観光村。パンダンの葉で作った工芸品、帽子、ノケン(Noken=縄かご)などを売っている。ワイサイからスピードボートで約50分。

J ペフ島(Pef)

カブイ湾とは異なり、切り立った崖の中腹に手形がある。島の周りには色とりどりの珊瑚があり、きれいな魚がたくさん泳いでいる。珊瑚を守るため、「船を着岸させないでください」との看板あり。

K ピンディト山(Puncak Pindito) 第2山(Puncak Kedua)

自然保護区のワヤッグ群島の中で、公式に登れる唯一の山はピンディト山。ラジャアンパットのアイコンでもある。アクセスが簡単で傾斜も緩いが、頂上は非常に狭く、多くの人が滞在することはできない。混み合っている時は、写真を撮って、すぐに降りることになる。石化した珊瑚で出来ており、つかむところや足がかりには事欠かないが、手袋をしていないとあちこちを切ることになる。珊瑚を覆う植物は主にタコの木とパンダンの大木で、パンダンの葉でも皮膚が傷つく。頂上は直射日光と石化した珊瑚で強烈な照り返しだ(頂上の気温は46℃に達していた)。

南極星取材班が登った「第2山」の方はあまり知られていない。船からの直接エントリーとなり、ハードルは高い。斜度も高く、山登りというよりロッククライミング。珊瑚の窪みに足を入れ、目の前の珊瑚をがっつりとつかまなければ登れない。石化した珊瑚は、そう簡単には折れないが、前の人と間隔を開けて登らないと、上から落ちてきた珊瑚でけがをする場合もあるので注意。苦心して登った景色はピンディト山から見る景色とは島々の配置が異なり、360度、どこを見ても息を呑む美しさ。エメラルドグリーンとターコイズブルー、アクアマリンの色をした宝石のような海に、おとぎ話のような島々が浮かぶ。遠くにはハルマヘラの島も見える。鏡のような海だが、波の高い日もある。

L Pos

自然保護区に入るための自然保護料をまだ支払っていない人は、ここで登録することができる。

M 歴史のトンネル

侵食して穴が開いた石灰岩があり、船長の技術が高ければ、中を船で通過することができる。

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