「白い煙が上がる…」 山林火災で約4万㎡焼く【長野・千曲市】

千曲市で16日昼すぎ、山火事が発生しました。県の防災ヘリなどが消火活動にあたり、午後5時すぎほぼ消し止められました。

■記者
「山の奥のほうから白い煙が上がっています。時折風も吹き、煙があたりに広がっているような状況です」

午後0時半ごろ、千曲市桑原で複数の通行人から「山火事が起きている」などと119番通報がありました。

■近くの霊園を管理する人
「火事だって聞いて慌てて飛んで来た。水道あるわけじゃないし、消火栓あるわけじゃないだろうから(消火活動は)難航するよ」

消防車およそ15台のほか県の防災ヘリも出動して消火に当たり、先ほど午後5時すぎに、ほぼ消し止められました。近くのログハウスに延焼するなどこれまでにおよそ4万平方メートルが焼けています。
消火活動中の消防隊員1人が脱水症状を訴えていますが、火に巻き込まれた人やけが人はいないということです。
警察は「屋外で火を使う時は充分な消火用の水や消火器を備える」「確実に火が消えたことを確認してからその場を離れる」など注意を呼び掛けています。

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