『警察官を名乗る男からの指示』にJA職員が“とっさの判断” 特殊詐欺を未然に防ぐ

80代の女性を特殊詐欺の被害から未然に防いだとして、JAの職員に伊予警察署から感謝状が贈られました。

伊予警察署から感謝状を贈られたのは、JAえひめ中央双海支所で窓口業務などを担当する坂本洋子さんら3人です。

坂本さんらは先月8日、80代の女性が自宅でJAが運営するインターネット銀行のサービスに登録したのを支所に届いた通知で気づき、不審に思って女性の家を訪問しました。

同僚の職員とともに女性に経緯を聞いたところ、警察官などを名乗る男からの指示だと分かったことから、詐欺の可能性が高いと判断。

警察に連絡するとともに解約手続きを行い、被害を防いだということです。

(坂本さん)
「若い方がいらっしゃらないのに、なんで登録したのかと思って。電話ではいけないので、行ってみようかなと思った。高齢化が進む中で、地域密着した対応ができるよう心がけていきたい」

県内では今年に入って先月末までに、去年より13件多い26件の特殊詐欺被害が確認されていて、被害額はおよそ3100万円に上っているということです。

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