豪気象局、エルニーニョ終了を発表 ラニーニャ発生は不明

[キャンベラ 16日 ロイター] - オーストラリア気象局は16日、昨年発生したエルニーニョ現象が終了したと発表した。ラニーニャ現象が今年発生するかどうかは不明。

エルニーニョは通常、オーストラリア東部と東南アジアに高温で乾燥した天候をもたらし、米大陸は雨が多くなる。ラニーニャ現象はその逆となる。

気象局は昨年半ばに発生したエルニーニョ現象の終了を宣言。それ以前はラニーニャ現象が3年間続いていた。

米気象当局は今月、今年後半にラニーニャ現象が発生する確率は60%との予想を明らかにしている。

豪気象局は、昨年12月以降海面水温が下がり、その他の海洋と大気の指標もエルニーニョ現象が中立に戻ったことを示していると分析。

一方、ラニーニャ現象が今年発生するとの予想もあるが、見通しは不透明とした。

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