「担当から外します」一斉メールで特定の部下名指し 男性海佐らを懲戒処分

海上自衛隊舞鶴地方総監部(京都府舞鶴市)

 海上自衛隊舞鶴地方総監部は16日、上司として職務上の注意義務を怠ったなどとして、第4術科学校の40代男性2等海佐と舞鶴海上訓練指導隊の男性幹部(54)を懲戒処分にした。

 同総監部によると、2等海佐は2018年1月、当時の所属部隊で部下に一斉メールを送った際、特定の1人の名前を挙げて「指定した業務については、すみませんが担当から外します」などと記載し、差別的な取り扱いをしたとして停職2日の処分を受けた。

 2等海佐は差別の意図は否定した上で「被害者との関係性を踏まえれば適切な修正・配慮を加えた上で送信すべきであったのは確か」と述べているという。

 男性幹部は22年12月13日、当時の所属部隊で部下を指導する際に怒鳴ったとして戒告処分を受けた。

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