平城京天平祭終了受け 規模縮小も 天平行列実施へ

華やかな天平行列で知られる平城京天平祭が去年で終了することが決まったことを受け市民グループが規模は縮小するものの5月に行列を実施することを発表しました。

平城京天平祭は2011年から春・夏・秋の年3回開催されており春には奈良市の平城宮跡で奈良時代の天皇や貴族らに扮したおよそ500人の市民による天平行列が行われていました。しかし県が負担金を出していた夏と秋のイベントは山下知事が事業廃止とし春のイベントを負担していた奈良市もこれに合わせました。新たな天平行列は春の天平祭の実行委員会のメンバーが新たな団体を立ち上げて行うもので5月3日に平城宮跡で天皇と貴族らに扮した35人の天平行列を実施するということです。

平城京天平祭実行委員会 実行委員長 朝廣佳子さん

「歴史も色々勉強しながらヘアメイクにしろ衣装にしろ制作してきたということがあってそういうところも今後もっと多くの人に知っていただきたい、知っていただく意味でやっぱり続けていこうと決意したということです。」

奈良市からは新たな団体のイベントに1000万円の補助金が出ているということで団体では秋にも東大寺参詣の行列を予定しています。

© 奈良テレビ放送株式会社