ブランコ壊れ10歳女児が骨折 チェーンつなぐ留め具腐食か 京都・福知山

女児がけがをして使用禁止となったブランコ。腐食した金具が座板から外れている(右下部分)=福知山市岡ノ

 京都府福知山市は4月16日、同市岡ノの市営住宅内にある公園で、老朽化したブランコが壊れて女児(10)が左手の薬指を骨折した、と発表した。

 福知山市によると、11日午後4時半ごろ、女児が友人とブランコで遊んでいた際、座板とチェーンをつなぐ留め具の片側が腐食によって外れ、転倒したという。

 福知山市は15日、公園がある16市営住宅を緊急点検し、遊具計10台を使用禁止にした。壊れたブランコは1984年に設置。2016年に市営住宅の遊具を一斉点検した際、リストから漏れていたという。市建築住宅課は「今後、点検回数などを示したマニュアルを作り、再発防止に努めたい」としている。

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