職務中に窃盗 元京都府警の警察官の男に懲役4年求刑

職務で訪れた住宅で現金などを盗んだ罪などに問われている元警察官の男の裁判で、検察側が16日、「立場を悪用した計画的で悪質な犯行」だとして懲役4年を求刑しました。
起訴状などによりますと、元京都府警 警部補の林謙司被告57歳は、伏見警察署に勤務していた2019年、京都市伏見区の住宅に職務で訪れた際に現金約10万円と腕時計1本を盗んだほか、2020年には、伏見区の80代の女性の自宅から現金約300万円を盗んだなどとされています。京都地裁で開かれた16日の裁判で検察側は「現職の警察官が及んだ衝撃的な犯行で、府民の信頼を損なった」と指摘しました。また「立場を悪用し計画的で悪質だった」などとして懲役4年を求刑しました。判決は、来月28日に言い渡される予定です。

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