何気ないしぐさにも要注意!知っておきたい猫のストレスサイン【獣医師解説】

自由気ままに見える猫も、日常の何気ないシチュエーションにストレスを感じている場合があります。今回は、猫のストレスの原因や、ストレスを感じているときに見られるサインについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。

猫のストレスの原因は?

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

――猫はどのようなことにストレスを感じますか?

岡本先生:
「大きな音や苦手なニオイを感じたとき、引越しなどで環境が変わったときにストレスを感じやすいといえます。ほかにも、見知らぬ人や動物が自分のテリトリーに入ってきたときや、しつこくなでられたり追いかけ回されたりするようなシチュエーションもストレスになり得ます」

猫のストレスサインは?

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

――猫がストレスを感じているときに見せるしぐさや行動を教えてください。

岡本先生:
「噛みつく、パンチする、威嚇するなどの攻撃的な行動をとるほか、その場から逃げ出したり、狭い場所に隠れたりします。また、ゴハンやトイレを我慢する場合もあるでしょう」

――猫のストレスを放置すると、どのようなリスクがありますか?

岡本先生:
「膀胱炎や嘔吐・下痢など、さまざまな体調不良につながるおそれがあります」

愛猫にストレスサインが出ていたらどうする?

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

――愛猫がストレスを感じているかもしれない場合、飼い主さんにできることを教えてください。

岡本先生:
「愛猫の様子をよく観察して、何にストレスを感じているのかを見極めましょう。飼い主さん自身の手で解消してあげられるようであれば、すぐに対応してあげてください」

人と同じように、猫もさまざまな状況にストレスを感じます。愛猫の様子がいつもと違うようであれば、何かストレスになっていることがないか見てあげてくださいね。

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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