由良町長選と町議補選・いずれも無投票に

任期満了に伴う由良町長選挙と、前回の選挙での定数割れによる欠員補充のための由良町議会議員補欠選挙が、きょう(16日)告示され、いずれの選挙も1人しか立候補者がいなかったため、無投票での当選が決まりました。

無投票で再選した山名実町長(2022年8月)

町長選挙で無投票再選したのは無所属の現職・山名実()(やまな・みのる)氏67歳です。

山名氏は由良町出身で、県立和歌山北高校を卒業後、空調設備会社の社長を経て由良町議会議員となり、3期目の途中だった4年前(2020年)身体機能の低下を理由に不出馬となった畑中雅夫(はたなか・まさお)()前町長の後任を決める新人3人による三つ巴の町長選挙で初当選しました。

そして、去年(2023年)12月の定例町議会で「若者が集い、子育て世代や高齢者に優しいまちづくりをしたい」と、再選に向けて立候補を表明していました。

山名町長は2期目の抱負について「新型コロナ対応で後回しになっていた子育て世代や高齢者への支援をはじめ、若者の定住や観光・特産品発信などに全力を挙げたい」と語り、小・中学校の給食無償化や、80歳以上の町民へのバス・タクシー無料券の配布を75歳以上に引き下げる方針を示しました。

また、きょうは、前回となる去年の選挙で当選者数が定数割れを起こし1人欠員となっていた由良町議会議員の補欠選挙も同時に告示され、無所属の新人で元・中学校教諭の岩崎武司()(いわさき・たけし)氏62歳のほかに立候補者がなく、 無投票での初当選が決まりました。

由良町のきのう(15日)現在の選挙人名簿登録者数は4592人です。

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