山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』が第77回カンヌ国際映画祭監督週間に選出 主演は河合優実

山中瑶子が監督・脚本を務めた河合優実主演映画『ナミビアの砂漠』が、第77回カンヌ国際映画祭監督週間に正式出品されることが決定した。

本作は、第39回ぴあフィルムフェスティバルで取り上げられ、PFFアワードで観客賞を受賞、第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待された『あみこ』の山中監督による本格的な長編第1作。

主演に抜擢されたのは、映画『由宇子の天秤』やドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)などで知られ、山中監督の『あみこ』を観て衝撃を受けたという河合。公開当時学生だった彼女は『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったという。本作でついにその思いが叶えられた。本作では、無為に生活を送る、現代に生きる主人公カナを演じる。

第77回カンヌ国際映画祭監督週間への正式出品を受け、河合は「心の底から嬉しいです。映画に実りをもたらし続けてきたカンヌの景色を、この作品と共に見られることに、胸の内がキラキラ燃えています。山中瑶子監督を信じて良かったです。信じて作れば絶対に豊かなものができるし、伝わるはずだ、と思い続けていました。同じように、監督や、映画のことを信じていた人が沢山いました。一緒に映画を作った皆さんの顔が早く見たい思いでいます。この巡り合わせに感謝しています。世界に届くことがとにかく楽しみです」とコメント。

山中監督も「あのときのわたしたちでしか作れなかった、この苦しくて自由で愛おしい映画の旅が、ラディカルな監督週間からスタートすることをうれしく思います。お目が高い!! スタッフ、キャスト全員が天才的でした! 関わり、見守ってくださった皆さまに大きな感謝と敬意でいっぱいです。そして主演、河合優実さんの圧倒的な身体の煌めきよ! 毎カットご褒美のように撮っていました。ひと足早く見ていただけるカンヌの観客の皆さんの反応が楽しみです」と喜びをあらわにしている。

なお、本作の公開は2024年を予定している。

【コメント】
●監督・山中瑶子
あのときのわたしたちでしか作れなかった、この苦しくて自由で愛おしい映画の旅が、ラディカルな監督週間からスタートすることをうれしく思います。お目が高い!! スタッフ、キャスト全員が天才的でした! 関わり、見守ってくださった皆さまに大きな感謝と敬意でいっぱいです。そして主演、河合優実さんの圧倒的な身体の煌めきよ! 毎カットご褒美のように撮っていました。ひと足早く見ていただけるカンヌの観客の皆さんの反応が楽しみです。

●主演・河合優実
心の底から嬉しいです。映画に実りをもたらし続けてきたカンヌの景色を、この作品と共に見られることに、胸の内がキラキラ燃えています。山中瑶子監督を信じて良かったです。信じて作れば絶対に豊かなものができるし、伝わるはずだ、と思い続けていました。同じように、監督や、映画のことを信じていた人が沢山いました。一緒に映画を作った皆さんの顔が早く見たい思いでいます。この巡り合わせに感謝しています。世界に届くことがとにかく楽しみです。
(文=リアルサウンド編集部)

© 株式会社blueprint