のちに初の女性弁護士になるヒロイン・寅子の人生を描いた連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。4月16日放送の第12回では、男子学生たちが女子部法科の法廷劇にヤジを飛ばすシーンが描かれた。
法廷劇の上演中、ある事態に驚く寅子(伊藤沙莉)(C) NHK
女子部法科を存続させるため、法廷劇の準備を進める寅子(伊藤沙莉)たち。そんななか、同期のよね(土居志央梨)が涼子(桜井ユキ)の書いた脚本を批判。さらに、結婚を逃れるために女子部に通う涼子と違い、自分は本気で弁護士を目指していると怒りをあらわにする。
寅子たちはしこりを抱えつつも本番の日を迎え、法廷劇がはじまる。しかし、劇が始まって間もなく男子学生たちのひどいヤジが飛び交う。会場は荒れ、一人の学生が「だから女は・・・」と口にした瞬間、よねが舞台を降り学生たちに食いかかってしまうのだった。
今回の放送では、法廷劇を観にきた男子学生たちが涼子やよねを揶揄するようなヤジを飛ばし、それでも劇を続けようとする女学生に対し「どうせ誰も弁護士になれねえよ」と吐き捨てるシーンが流れた。
男子学生たちの行動を受け、SNSでは「なんなのあの男子学生」「見てるだけでイライラする」「誰かあいつらをつまみ出す職員とかいないの!? ってことにさらに苛々してしまった」「ほかの男子学生は、こんな人ばかりではないと信じたい!」などの声が相次ぎ、X(旧ツイッター)では「男子学生」がトレンド入りしていた。
放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。4月17日放送の第13回では、法廷劇は男子学生たちの妨害によって中止へと追い込まれる。
文/つちだ四郎