ロボットの最新研究成果を宇都宮市から発信  「ロボメック2024」栃木県内初の開催

とちぎテレビ

国内の工学系の学会では最大規模となる「日本機械学会」のロボット専門部門の大会が5月、栃木県内で初めて宇都宮市で開催されます。16日、関係者が佐藤栄一市長を表敬訪問しました。

宇都宮市役所を訪れたのは、大会の実行委員長を務める宇都宮大学工学部の尾崎功一教授などで、自走式のロボットを伴って登場しました。

「ロボティクス・メカトロニクス講演会」・通称「ロボメック」は最新の研究成果やロボット業界の事情を紹介するもので、全国各地で開催されています。

県内では初めて開催され、5月29日から6月1日にかけてライトキューブ宇都宮などでワークショップや講演会が行われます。

今回は特に宇都宮市や栃木県とも連携し、学生などを対象にしたホンダの見学ツアーや、ロボット研究が盛んな小山工業高等専門学校による工作教室なども企画されています。そのほか、ロボットをLRT・ライトラインに乗せて商品を芳賀町の駅まで運ぶ自動配送システムの実証実験なども検討しているということです。

佐藤市長は「若い世代が本気になるのはいいこと。力を磨き即戦力になって欲しい。宇都宮市からの発信を支援していく」と激励しました。

ロボメックではレオン自動機など県内外からベンチャーも含めた30余りの企業が参加するほか、全国からおよそ1350件の発表が予定されています。

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