チューリップフェア期間中の満開へ “ベストは開幕時 5割の開花” 遮光ネット調整で気温の乱高下制す 富山・砺波市

300品種、300万本のチューリップが咲き誇るチューリップフェア。実は期間に合わせて満開となるよう気を遣うのが、遮光ネットによる花の開花調整…。今年は開幕日に5割の開花を目指しています。

佐藤優里アナウンサー:「チューリップフェアを前におよそ2か月間設置された遮光ネットが次々と撤去されていきます」

日の光をさえぎりチューリップの生育を調整する遮光ネット。16日朝は雨が降り、光を浴びたチューチップが色鮮やかに見えました。

現在は全体の1割ほどが開花していて、今月23日の開幕日には5割の開花を目指しているということです。

16日から3日間かけて遮光ネットの撤去が行われますが、そのタイミングが難しいのです。

チューリップ四季彩館 三上亜紀代さん:「2月に暖かい日があって、遮光ネットをかけて3月は割と気温が低く、生育もゆっくり進んできたんですけれども…」

去年は開幕日に満開となり、会期中に見頃が過ぎてしまいました。

今年は2月の気温が平年より高く、例年より12日早く遮光ネットをつけましたが、3月の気温は平年より低下、しかし、ここ数日の気温は20℃を超えるなど気温が乱高下したのです。

ことしは会期中に見ごろを迎えられるよう慎重に調整しているといいます。

チューリップ四季彩館 三上亜紀代さん:「4月末くらいに満開になるんではないかなと。きれいなチューリップで皆さんをお迎えしたいなと…」

となみチューリップフェア開幕まであと1週間です。

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