立憲と維新の野党一騎打ちに…政治資金めぐる議員辞職受けた衆議院長崎3区補欠選挙が告示【長崎】

自民党の派閥の政治資金規正法違反事件による議員辞職を受け、衆議院長崎3区の補欠選挙が告示されました。

自民党は候補者の擁立を見送ったことから、野党の候補2人による一騎打ちの戦いが幕を開けました。

補欠選挙に立候補したのは、届け出順に立憲民主党の前職 山田 勝彦さん(44)と日本維新の会の新人 井上 翔一朗さん(40)の2人です。

山田 勝彦さんは、大票田の大村市で国民民主党や社民党、労働組合の関係者など100人以上を前に出陣式に臨みました。

立憲民主党の山田候補は「長崎県民はもう二度と裏金、脱税、金権政治を許さない。その民意を長崎県民と一緒に全国へ届ける、この戦いが始まりました。真の政治改革を進めるには政権交代が必要ではないか」と第一声をあげています。

政治とカネをめぐる自民党の対応を批判し、増税に頼らない子育て支援策などをアピールし、長崎から政治を変えようと訴えます。

日本維新の会の新人 井上 翔一朗さんは、次の「新3区」とも重なる佐世保市で選挙戦をスタートさせ、支援者や陣営関係者 約30人が集まりました。

日本維新の会の井上候補は「この30年の日本の停滞をつくってしまった政権与党でもない、そしていろいろときれいなことは言うけれども実際に政権をとっても改革をすることができなかった民主党の流れを組む立憲民主党でもない。改革を実行する日本維新の会という選択肢を長崎の皆さまにお示ししたい」と第一声をあげています。

教育の無償化など「改革を実行する政党」と訴え、他の野党との差別化を図り、保守の地盤が強い地域で自民党支持層の取り込みも狙います。

期日前投票が17日に始まり、28日に投票と開票が行われます。

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