【中日】陸上やり投げ・ディーン元気 始球式で139キロ披露「もう少し出せたかな」

始球式を行ったディーン元気(左)

陸上男子やり投げのディーン元気(32=ミズノ)が16日の中日―ヤクルト戦(バンテリン)で始球式を行った。

「やり投げの日本記録が87メートル60なのでそれを超える88メートルを目標にしている」と背番号「88」のユニホームで登場したディーンは、ワンバウンドながら139キロの剛速球ピッチングを披露。スタンドはどよめきに包まれた。

ディーンは中日の小笠原慎之介投手(26)、勝野昌慶投手(26)とシーズンオフの自主トレを一緒に行う間柄。始球式の前には小笠原から、マウンドの傾斜についてのアドバイスも受けていたという。

「(139キロについて)もう少し出せたかなという気持ちがありましたけど、それよりももう少しいい球を投げたかったという気持ちが強い」と、ノーバウンド投球ができなかったことを悔しがっていたディーンだが「完投してくれるといっていたので、それを楽しみに見たいです」とこの日先発した小笠原の投球に期待していた。

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