野口健氏 水原一平容疑者への〝万死に値する〟発言を釈明「『比喩』としての言葉だと私なりに解釈し使いました」

野口健氏

アルピニストの野口健氏が16日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。ドジャース・大谷翔平投手の元専属通訳で、銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者に対する〝発言〟の真意を説明した。

今月12日、野口氏は水原容疑者の一連の報道を受け「〝万死に値する〟という言葉が頭を過る」という表現を用いて水原容疑者を非難したが、「ギャンブル依存症問題を考える会」などから削除要請があったため、該当の投稿を削除していた。

野口氏はこの投稿について「『比喩』としての言葉だと私なりに解釈し使いましたが、しかし、ダイレクトに『死』という印象を抱くという意見も一部にありました。人の数だけ解釈がありますから色々な受け止め方があるのだと思います」と説明。「2回に分けてポストし容疑者に対し『生涯、かけて返済してほしい』といった内容の事も呟いていましたので当たり前ですが『死』を求めた訳ではないと」と釈明した。

また「『生涯をかけて償ってほしい』というのが私の率直な感想」「しかし、最初の表現の印象が強すぎたのもしれません」とつづると「『われ万死に値す』という竹下登元総理の言葉を引用した本が本棚にありますので、スッと頭の中をよぎったのかもしれません。特段こだわりのある表現でもありませんし、何よりも不快に感じられる方々がいらっしゃるとのことですから、削除致しました」と経緯を説明した。

「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は、該当投稿の削除を受けて「野口健さん、投稿削除してくださいました。ご理解頂きありがとうございます」と投稿している。

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