酒井菜摘氏の応援で蓮舫氏が熱弁「勝たせていただけませんか」 福島氏ら野党女性幹部が集結

力強く呼びかけた蓮舫氏

衆院東京15区の補欠選挙に立憲民主党公認で立候補した酒井菜摘氏が16日、東京・江東区東陽で野党女性幹部たちの応援を受けた。

同選挙区は昨年4月に起きた江東区長選をめぐる公職選挙法違反で有罪になった柿沢未途氏の議員辞職によって行われている。

酒井氏の応援には立憲の蓮舫氏、日本共産党の田村智子氏、社民党の福島みずほ氏など野党女性幹部が駆け付けた。

マイクを握った蓮舫氏は100人以上を越す聴衆の前で「勝たせていただけませんか、まっとうな政治をやらせていただけませんか。野党共闘でみなさんの声を代弁し江東区のために仕事ができる候補者だと、蓮舫からは酒井菜摘さんをぜひ、選んでいただきい」と支援を呼び掛けた。

これに酒井氏は「私は今回の補欠選挙、私たちの手に政治を取り戻すための大切な選挙だと思っております。全国で3つしか補欠選挙がなく、大変な注目です。その先頭に立って国政に挑戦する覚悟を決めることは本当に大きな決断でした。私は政治家になる前は、政治が身近な存在ではありませんでした。今こそ寄り添いの政治が求められています」と主張した。

同補選には酒井氏をはじめ、無所属の新人で地域政党の都民ファーストと国民民主党が推薦した作家の乙武洋匡氏、元格闘家で前参院議員の須藤元気など合計9人が立候補し、混戦が予想されている。

「誰を選べばいいのか。この国の未来のために、江東区のために誰がしっかり働いてくれるのか見ていただきたいと思います」と酒井氏は懸命に訴えた。

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