春の汗はにおいやすい!今日から始められる簡単な汗対策をご紹介

温かく過ごしやすい春。しかし、春は汗のニオイが強くなりやすいことをご存じですか?

ワキ汗などの体臭は不潔な印象につながりやすく、自分のニオイに不安を感じる人も少なくありません。

今回は、自分の汗のニオイのチェック法やおすすめの体臭対策を解説します。この記事を参考にして、体臭の悩みを解消しましょう!

春の汗には要注意!?

春の汗は、ニオイが強くなりやすいのが特徴です。

冬は汗をかく量が減るため、汗腺が一時的に衰えており、ベタベタした汗になりやすいといわれています。ベタベタした汗はサラサラの汗に比べて乾きにくく、ニオイが強くなりやすいため要注意……。

さらに、春には新生活を迎える人が多く、生活環境の変化でストレスを感じる人も少なくありません。

ストレスはワキや足の裏などからの発汗を促すため、体臭を強める一因となります。

自分の汗のニオイをチェックしよう

汗のニオイは、自分では気づきにくいもの。

セルフチェックをしたい人は、長時間着ていた服や肌着をビニール袋で密封して、30分後に封を開けてニオイをかいでみましょう。

指で直接ニオイが気になる場所をこすって、指についたニオイをかいでみるのも簡単な方法です。もし可能なら、家族など遠慮なく相談できる人にニオイを嗅いでもらうのが確実です。

おすすめの汗のニオイ対策

1.運動や半身浴などで汗腺を衰えさせない

運動や入浴をできるだけ毎日続けて汗をかく習慣を作ると、汗腺が鍛えられてニオイの出にくいサラサラした汗をかけるようになります。

激しい運動は必要なく、ヨガやジョギングなどの有酸素運動を軽く汗をかく程度に行なうのがおすすめです。

入浴は20分程度の半身浴でOKです。

2.デオドラント剤をうまく活用する

体臭対策には、デオドラント剤を使いわけることが大切です。

広範囲の体臭対策には制汗スプレー、汗の出やすいワキや足の指などにはロールオンタイプやスティックタイプが適しています。

汗をかきっ放しにしていると雑菌が繁殖してニオイが強くなってしまうため、汗は早めにデオドラントシートで拭きましょう。

3.食生活を見直す

汗のニオイが気になる人は、脂っこい食品を摂り過ぎないように注意しましょう。

揚げ物やスナック菓子などに含まれる脂肪酸は、酸化すると汗のニオイの原因になります。肉や乳製品など動物性の食品も脂肪酸が豊富であるため、食べ過ぎると体臭の悪化につながる場合があります。

肉や乳製品は大切なたんぱく源ですから、やみくもに控えるのではなく大豆食品に置き換えるなどの工夫をしましょう。

体臭対策には漢方薬もおすすめ

体臭には、漢方薬でからだの内側からケアするのもおすすめです。

体臭が強くなる原因として、汗や皮脂が雑菌に分解されて生じる老廃物や、ストレスによる発汗などが挙げられます。そのため、体臭対策には

・水分バランスを調整して過剰な汗を抑える
・自律神経を整えてストレス性の発汗をやわらげる

などの働きを持つ漢方薬でからだの内側からの根本改善を目指します。

運動や入浴の継続や食生活の見直しをしたくても、忙しくてできない日もあるでしょう。しかし、漢方薬なら自分に合ったものを服用するだけなので、体臭ケアを無理なく続けることができますよ。

いまある体臭の緩和だけでなく、根本的に体質へと働きかけて体臭が生じにくいからだを目指したい人におすすめです。

体臭対策におすすめの漢方薬

・柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):比較的体力があり、イライラしやすい人におすすめです。不安症状を鎮める作用があり、不眠や動悸、更年期神経症などにも用いられます。

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):色白で疲れやすく汗をかきやすい人におすすめです。水分代謝を整えて余分な水分を排出し、過剰な発汗を抑えます。肥満症や関節炎、多汗症の治療にも用いられます。

漢方薬を飲むときは、自分の体質や症状に適しているか見極めることが大切です。合わない漢方薬を服用しても効果を引き出すことができず、副作用が出やすくなる場合もあるため注意しましょう。漢方薬に精通した医師・薬剤師に相談するのがおすすめです。

スマホひとつで利用できる「あんしん漢方」のようなオンライン個別相談サービスも便利ですよ。

あんしん漢方では漢方薬の専門家がAIを駆使して、あなたにぴったりの漢方薬を選び出して自宅に配送します。お手頃価格で根本的な体臭対策をしたい人は、ぜひチェックしてみましょう。

体臭対策をして春を楽しもう

春は体臭が強くなりやすいため、しっかりと体臭ケアを行いましょう。

運動や入浴で汗腺を鍛えたり、デオドラント剤を上手に活用したりするのが効果的です。食生活の見直しや、漢方薬でからだの内側からニオイ対策をするのも大切ですよ。

適切なケアをして、晴れやかな気持ちで春を迎えましょう!

■この記事を書いた人

あんしん漢方薬剤師:山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。

「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

(mimot.(ミモット)/ あんしん漢方)

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