【WWE】リア・リプリー右腕負傷で長期欠場へ 380日保持した女子世界王座を無念の返上

返上前に女子世界王座のベルトを見つめるリア・リプリー(©WWE)

WWEの闇落ち軍「ザ・ジャッジメント・デイ」の〝マミー〟ことリア・リプリー(27)が、右腕負傷のため長期欠場に入ると表明。保持していた女子世界王座は無念の返上となった。

昨年4月の祭典「レッスルマニア39」でシャーロット・フレアーと名勝負を繰り広げて王座奪取。悪のユニットの一員ながら高い人気を誇り、6日の祭典「レッスルマニア40」では強敵のベッキー・リンチを破って丸1年間のベルト保持に成功していた。だが、先週のロウではバックステージで遺恨のあるリブ・モーガンにパイプイスを投げつけられ襲撃を受け、右腕にダメージを負っていた。

15日(日本時間16日)のロウ(カナダ・モントリオール)では、右腕をアームスリングで固定したリアがオープニングに登場。観衆から「マミー!」チャントが上がる中、厳しい表情でベルトをリングに置いて「リブの襲撃のせいで私は数か月間、欠場することになる。ムカついている。なぜかわかる? 私の一番大切なもの、女子世界王座を返上しないといけないのよ」と、右腕の負傷で長期欠場に入るため王座返上を発表した。

その上で「リブ、お前のバカげたリベンジツアーのせいだ。背後から私を襲う臆病者のな」とリブを罵倒。「これは私の女子世界王座を手にする者への警告だ。私は血を求めて戻ってくる!」と、復帰の際にはベルトを必ず取り戻し、リブへの復讐を誓った。

ここで、大勢の警備スタッフの制止を振り切り、リブが姿を現した。マミーもリングを下りて突進するが、セキュリティーに止められると、腹いせでヘッドバットを警備スタッフにぶち込んだ。

リアの女子世界王座在位は380日で終了。前身のスマックダウン女子王座でベイリーの王者時代(379日)を抜き、史上最長の女子世界王者となった。CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは、自身のX(旧ツイッター)にバックステージでリアと抱擁する動画をポスト。「これまで以上に、タフで強く圧倒的に復活することは間違いない。リア、WWEユニバース(ファン)のみんなが誇れる王者時代をありがとう」と、悪のカリスマ女王をたたえていた。

また、リアの返上で空位となった女子世界王座の行方は、次週のロウで決まる模様だ。

この日のロウは「ABEMA」にて放送された。

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