NHKが23年ぶりベア実施 平均で1.92%

東京・渋谷のNHK放送センター

 NHKが今年10月に、23年ぶりに基本給を底上げするベースアップ(ベア)を実施することが16日、関係者への取材で分かった。管理職以外の業務職約5800人の基本給を平均で1.92%、月額6500円引き上げることで労働組合と妥結した。

 関係者によると、今回のベアは新人を含む若年層の処遇改善に重点を置いたもの。NHKでは近年、若手の相次ぐ離職が問題になっているという。

 NHKは2024~26年度の経営計画で1千億円規模の事業支出削減を発表。26年度まで赤字予算が続く見込みで、大規模な支出削減と放送サービスの質の維持の両立が求められている。

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