武田修宏氏が能登半島地震JFAプロジェクトで2日連続の七尾高訪問「逆にパワーをもらった」

復興支援で七尾高校を訪問した武田修宏氏(右から4番目)

サッカー元日本代表FW武田修宏氏(56)が16日、能登半島地震の復興支援を目的とした日本サッカー協会の「能登半島地震JFAプロジェクト」で、石川県立七尾高を2日連続で訪問した。

武田氏は5日に行われた本プロジェクトの第1回で、元日本代表のFW永島昭浩氏、GK都築龍太氏、MF橋本英郎氏、MF石川直宏氏らとともに、珠洲市内の保育園や小中学校でサッカーの指導を実施。前日15日の第2回では、石川県金沢市出身の北京五輪ソフトボール女子金メダリストの坂井寛子氏と一緒に授業を行った。

そして、この日は「高校生の昨日の体育授業で笑顔と必死に追いかける姿に感動して、延泊して今日も能登半島JFAプロジェクトで七尾高校を訪問しました」と延泊して熱血指導を敢行した。

この日は永島氏、坂井氏も参加。「今日も6時間目の授業に参加して、授業終了後に握手にいろんな思いを込めて、泣きながら来た女子生徒の方や、高校生代表による最後の言葉では『七尾高校まで2日間ありがとうございました。震災という大きな壁をなんとか笑顔で頑張って、乗り越えていきます。今日は七尾高校までありがとうございました』としっかりしたお礼の言葉をいただき、逆に高校生にパワーをもらいました」と報告した。

その上で、武田氏は震災からの復興への強い思いを強調。「いろんなことを現場に行き、感じ、そしてみんなに逆にパワーをもらい、すてきな2日間でした。まだまだ復興には時間がかかりますが、また現場に伺って頑張ります」と語った。

復興へ向けて精力的に活動する武田氏の今後に注目が集まる。

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