【巨人】山崎伊織 鬼門の甲子園で7回1失点 旧友・村上頌樹との投げ合いに「すごいうれしい」

3回には自ら先制打を放った巨人・山崎伊織

勝利を目前にして…。巨人・山崎伊織投手(25)が16日の阪神戦(甲子園)に先発し、7回1失点と好投。打っては自らのバットで先制点を奪い取った。

カード頭の先発マウンドを託された山崎伊は、甲子園で過去4試合に登板して未勝利。昨年4月27日の試合では2イニング1/3を投げて8失点と打ち込まれており、まさしく鬼門の舞台での登板となった。

それでも序盤からテンポのいい投球で快投を続けた。両チーム無得点で迎えた3回には一死三塁の場面で打席を迎え、相手先発・村上の投じた3球目をうまくはじき返す先制適時打を放った。

自らのバットで援護点をつかみ取った右腕は、その後も快投を継続。それでも1―0のまま迎えた7回のマウンドに上がると、自らの野選などから一死二、三塁のピンチを招き、最後は代打・糸原に痛恨の同点犠飛。今季2勝目を目前にして、試合は振り出しに戻された。

山崎伊は降板後「ちょっと右打者の外の真っすぐが内に入ったり、修正しないといけない部分が多いんで。でも、右打者の内角にはうまく投げられたと思います」と課題と収穫を語った。

大学時代から「すごく仲が良かった」という阪神・村上との投げ合いについては「去年はお互いケガをして、1回もなかった。そこからこうやって火曜日に投げ合えているのは、すごいうれしいですし、もっと頑張らないと、と思います」とさらに火がついた様子だった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社