バスケ日本代表の富永啓生が婚約…この勢いでNBAドラフトまで突っ走れ!わずか60人の「狭き門」指名に期待あつまる

写真:USA TODAY Network/アフロ

まさにNBAドラフト前の “吉兆” である。

4月15日、ネブラスカ大に所属するバスケ日本代表の富永啓生が、婚約したことを自身のSNSで発表した。

富永は「ご報告です」として、《この度お付き合いしていた方と婚約をすることになりました》と発表。続けて《これからも2人で支え合い楽しい日々を過ごしていきたいと思います!》と伝えた。

婚約したハンナ・フィッツパトリックさんとはネブラスカ大で知り合い、その後、交際に発展。お互いのインスタグラムに笑顔の2ショットを投稿するなど、仲睦まじい様子をオープンにしていた。

富永にとって、2023~24年シーズンは、実りあるものだったに違いない。2023年9月には、日本代表の中心として、パリ五輪出場を決める。日本が開催国枠ではなく、自力で五輪に出場するのは1976年のモントリオール大会以来、じつに48年ぶりのことだった。

ネブラスカ大での活躍も見逃せない。男子バスケットボール全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1で好成績を収め、初めてNCAAのコートにも立った。2024年3月23日の1回戦で敗れたとはいえ、正確無比の3Pシュートは彼の代名詞にもなった。

その証拠に4月4日のNCAAの3Pコンテストに出場し、圧巻のパフォーマンスで優勝。“和製カリー” の面目躍如となった。2日後のNCAA1部のオールスター戦にも出場。得意の3Pシュートを含む9得点でオール・ウエストの勝利に貢献した。

そして、人生の伴侶を見つけた今月。怖いくらい人生がうまく回っていることを実感しているのではないか。その勢いを持ってNBAドラフトに突入したいところだ。

ドラフトは6月27日と28日の2日間にかけてブルックリンで実施される。27日に1巡目指名がおこなわれ、28日に2巡目指名がおこなわれる。全30球団で指名される選手はわずか60人。あらゆるスポーツのドラフトで、もっとも狭き門となっている。

日本人で指名されたのは、1981年にウォリアーズから8巡め全体171位で指名を受けた岡山恭崇氏(当時は10巡めまで指名されたが、結局、契約交渉はなかった)と、2019年の1巡め全体9位で指名された八村塁の2人だけだ。

もし日本人3人めの指名となれば、幼いころから二人三脚でやってきた、元日本代表のセンターで、身長211センチの父・啓之氏も大喜びするに違いない。

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