Cー2輸送機からボルト部品が落下 航空自衛隊岐阜基地が発表

国産の輸送機「C-2輸送機」(写真:航空自衛隊)

  航空自衛隊岐阜基地は16日、基地から出発した輸送機から部品のボルトやワッシャーが落下していたことを明らかにしました。

  岐阜基地によりますと、部品が落下したのはCー2輸送機です。

  15日午前7時半ごろ、基地の飛行場内でCー2輸送機の部品とみられるボルト1本とワッシャー2個が落ちているのが見つかり、その後の機体を点検したところ、Cー2輸送機1機から計56個の部品が紛失していることが確認されました。

  機体から落下した部品は、重さ約1.2グラムと約2.2グラムのボルト計30本と、重さ約0.6グラムのワッシャー26個で、いずれも機体の胴体上部のパネルを取り付ける部品の一部だということです。

  この輸送機は4月2日から11日にかけて岐阜基地や小牧基地の周辺のほか新潟、石川、富山の上空を飛行していました。

  部品が落下した原因は調査中としていますが、これまでに落下による被害の情報は入っていないということです。岐阜基地は「速やかに原因を究明するとともに一層入念に、確実な点検に努めてまいります」とコメントしています。

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