the GazetteのベースREITAさん死去…旧車好き・読書好きで知られ「バンドでいちばん繊細」と明かしたことも

亡くなったREITAさん(Xより)

ロックバンド・the GazettEのベース・REITAさんが、4月15日に亡くなっていたことが、16日、バンドの公式サイトで公表された。

《皆様へ大切なお知らせ》と題した文書には、

《バンドに対し熱い想いで活動をしてきた彼のエネルギーは、決してこれからも変わることなく輝くことと思います。あまりに突然の信じ難い出来事に、所属メンバーや社員は未だ戸惑いの中にあり、この事態を到底受け入れられる状態ではなく悔やみきれない思いであります》

と記されていた。

死因などが明かされていないが、REITAさんは亡くなる当日の午前3時50分、自身のX(旧Twitter)に「the GazettEは永遠であってほしいと願う」と投稿。

3月10日にはバンドが結成22周年を迎え《皆様のおかげで22周年を迎えることが出来ました。もうそんな経ったのか…いつもありがとう!そして、これからもよろしく!》とつづっていた。

「the Gazetteは、Nightmare、Alice Nine(アリス九號.)、シドらとともに “ネオヴィジュアル系四天王” として、一時衰退したヴィジュアル系を復活させました。

なかでも、the Gazetteは、タイアップを盛んにおこなっており、ハリウッド映画『ワイルドスピードMAX』のイメージソング『BEFORE I DECAY』、アニメ『黒執事II』のオープニング曲『SHIVER』なども手がけ、東京ドームのコンサートも実現させています」(音楽ライター)

REITAさんは旧車好きで、かつてはフォードのマスタングを所有していた。また、読書家としても知られていた。

「REITAさんは、Xに頻繁に読んだ本の感想を投稿していて、高野和明さんの『13階段』、桐野夏生さんの『残虐記』、櫛木理宇さんの『死刑に至る病』などミステリー・サスペンスが好きだったとのこと。

あるラジオに出演した際は、『落ち込んだときの復活の仕方』を聞かれて、『寝るしかない。(バンドで)いちばん繊細なんです。寝ると朝起きたら忘れている』と話していました。

また、学生時代はLUNA SEAのコピーをしていたREITAさんですが、ラジオ『K-POWERS NITE MAGIC』(FM802)ではLUNA SEAのRYUICHI(河村隆一)さんと対談。

自分たちが挑戦的なサウンドを続ける点に、REITAさんは『LUNA SEAがランキングを騒がせて、ダークでマニアックな感じが普通の人に受け入れられるのが見えたから』と大いに影響を受けたことを告白。

そんなREITAさんに、RYUICHIさんは『これからも新しい音楽を作っていってほしい』とエールを送っていました」(同)

突然のREITAさんの死去にSNSではさまざまな意見が書き込まれた。

《REITAさんに憧れてベースを買って、最初にコピーしたのがCassisでした。永遠のベースヒーローです。ご冥福をお祈りします》

《めちゃくちゃ聴いてきたよ、REITAさんのベースの音…これからもthe GazettEは我らの中にあり続けるから、永遠だよ》

《REITAさんの願いが叶い、the GazettE が永遠に続いてくれることを願っています。たとえ彼がいなくなったとしても》

REITAさんの冥福を祈りたい。

© 株式会社光文社