古巣日本ハム相手に2週連続の黒星 ソフトバンク有原航平が悔やんだ四球「そういう出塁をさせると、ああいう展開になってしまう」

3回に3ランを許し、ベンチに戻る有原(左)と甲斐(撮影・伊東昌一郎)

◆日本ハム5―1ソフトバンク(16日、エスコンフィールド北海道)

一発に泣いた。1点リードの3回1死一、二塁。有原は郡司に初球フォークを左中間スタンドに運ばれ逆転を許した。7回4失点(自責は3)で今季2敗目。チームの連勝が「4」で止まり、右腕は「振ってくることはある程度分かっていたので、その中でしっかり投げ切らないといけなかった」とこうべを垂れた。

古巣・日本ハムの本拠地、エスコンフィールド北海道での初登板。右腕が悔やんだのは一発以上に先頭への四死球だった。一発を浴びた3回は伏見に死球を許し、味方の失策もありピンチが拡大。1点を失った7回にも先頭レイエスに四球を与えたことが失点につながった。有原は「そういう出塁をさせると、ああいう展開になってしまうことが多い。次はやらないようにしたい」と反省を口にした。

9日の日本ハム戦(熊本)で初めて古巣と対戦し、中6日で臨んだ登板。前回に続いて4失点で敗戦投手となった。「チームはいい流れで来ていた。迷惑をかけているので次はしっかり頑張りたい」と悔やんだ。

打線は先発山崎をうちあぐね、初回の近藤の適時打による1点のとどまった。小久保監督は「山崎のうまい投球でなかなかチャンスつくれなかった。連敗止まるときはこんなものですよ」と淡々と振り返り、開幕投手を責めることはなかった。(鬼塚淳乃介)

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