6連敗の西武、延長戦は12連敗 松井稼頭央監督「結果としてそういうふうになっている」 打線変更的中も

ベンチを後にする選手を見送る西武・松井監督(撮影・安藤由華)

5連敗中の西武にジンクスが重くのしかかった。6番手の増田が11回2死一、二塁から岡に左翼線を抜くサヨナラ安打を許し、6連敗で最下位に転落した。延長になると勝つことができない。昨季から12連敗となった。

連敗脱出のため、この日も打線を組み替え、12日に1軍登録されたばかりの山村を6番で起用した。「常に試行錯誤しながら試合に臨んでいる」と松井監督。その山村が7回に逆転3ランを放ち、流れは傾いたかに見えた。しかし、喜びもつかの間、直後に2番手の本田がポランコに同点2ランを浴びて振り出しに戻してしまった。

延長戦は昨年6月15日の巨人戦(東京ドーム)で2―3でサヨナラ負けして以来、黒星を重ねている。今季もこれで4連敗となった。

松井監督は「もちろん、結果として(延長戦は)そういうふうになっている。また明日も試合があるんで、なんとか先制点を取るようにやっていきたい」と前を向く。この日もわずか2安打で14三振を喫した打線。奮起する日はいつ訪れるか。

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